奥歯の歯茎が腫れた原因について。可能な限りの歯を残す治療法（調布市柳沢歯科医院） | 調布市の歯科医師として抜歯しない虫歯処置にこだわって治療しています

虫歯が大きくなり歯の神経が死んでしまうと、歯の根の先に膿でできた袋ができます。これを、根尖病巣と呼びます。膿がどんどん溜まると大きくなって歯茎が腫れてきます。痛みが出るときもありますが出ない時もあります。ほかには、噛んだ時に痛む、歯が浮くなどの症状が現れます。
特に、奥歯は前歯よりも根が多く複雑な場合が多いので、歯の根を治療した歯でも根尖病巣ができる可能性があります。

歯茎の周りに汚れが存在すると、歯茎に炎症が起こります。この炎症が起きている状態を歯肉炎、歯周炎（歯周病）と言います。そして、炎症が続くと、膿が溜まって歯茎が腫れてしまいます。
歯茎を押すと膿が出てくることや、歯がグラグラと揺れることがあります。特に、奥歯は噛む力が強い上に、歯垢が残りやすいので、歯周病が進行しやすい場所です。

親しらずは一番奥にある歯で、横向きに生えたり、一部が歯茎から生えている場合は磨くのが難しく、歯茎が汚れやすく、炎症が起きて腫れることがあります。

虫歯で歯に穴が開いていると、食べかすが詰まりやすくなり、歯茎を圧迫して歯茎が腫れてしまうことがあります。奥歯の歯と歯の間は食べかすが詰まりやすいので、高齢者や子供の場合は、それに気づかずに歯茎が大きく腫れることがあります。