矯正とは、歯並びが悪くて見た目が悪いのを治す治療だと思っている方が多いのではないでしょうか。
実は歯並びが悪いと、見た目が悪くなるといった問題だけでなく、物が噛めない、姿勢が悪くなる、口が十分な大きさに発達しないために呼吸がやりにくくなって酸素が十分に取り込めない、お口をぽかんと開けて口呼吸をしてしまう、といった問題を引き起こします。 その結果疲れやすくなる、落ち着きがない、気力が喪失する、免疫力が低下してアトピーや風邪をひきやすくなる、睡眠時無呼吸症候群といった問題も起こりやすくなります。
これまでの矯正治療は歯並びや咬合(かみ合わせ)が悪くなってから対応する後処理型が主流でありました。
これに対し、予防矯正は乳歯が生えている子供のうちから将来の歯並びを予測し、正しい食事、正しい呼吸を覚えて、成長による顎の骨の成長を利用しつつ、乳歯から永久歯への歯の生え変わりをコントロールし、理想的なかみ合わせの状態に導いていく矯正方法です。